■ 仏像に関する色々な話題を思いついたままに書いていきます。

№1《檜について》


尾州檜柾目 気候風土に恵まれたわが国における樹種の豊富なことは、世界中でもその比を見ないものがあります。針葉樹及び広葉樹とも豊富であり、平安時代以降は木造の仏像彫刻が主流となっています。
中でも古来から立派な木を意味して「真木(まき)」と称された檜は、緻密で狂いが少なく、色沢や香りも良く加工も容易で彫刻材に適しており、また社寺の建築用材をはじめ高級な食器材としても長い歴史を持っています。
福島県を北限、九州北部を南限として生育している檜ですが、その中でも木曽(尾州)檜はより緻密で粘りがあり仏像彫刻としては最高の木材です。
檜は日本特産ではなく台湾にも良質の天然檜がありますが、現在、台湾全土で伐採禁止となっている。米国・欧州にもあります。
似た名前に「唐檜」(トウヒ)がありますが、ヒノキとは違いエゾマツの変種でマツ科の樹木です。英名を「スプルース(Spruce)」といい、北米産などがホームセンターなどでも販売されています。

*画像は柾目の尾州檜。

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